看護・高齢者ケアプログラム体験談・視察レポート
2016年の10月24日~31日の1週間(5泊7日)で、ハワイのクリニックでシャドウイング研修に行ってきました。ハワイは、○○年前に学生として1年4ケ月余りを過ごした地であり、私の青春そのもの(笑)。研修に参加させてもらうと決めてから、現地にたどり着くまでの間の、私の胸の高鳴りと高揚は、それはそれは大きなものでした。
この研修に参加させていただくきっかけは…ハワイでの学生生活後の私の人生を少しお伝えすることから、始めさせてください。
学生時代をハワイで過ごし、日本に帰国した後は、大学病院の秘書として時に英語を使う仕事をし、結婚・出産を経て、専業主婦に。その後、ハワイで得た少しばかりの英語力を活かし、英会話講師として10年間ほど英会話スクールに勤務。しかし、このままでいいの?私はこれからの残りの人生をどう過ごすの?などと考えているうちに、幼いころから母親の影響もあり、看護師になる!という、忘れていた想いを思い出しました。「あ、そうだ、私、看護師になろう!」と思いたち、30歳を過ぎてから看護学校に通い、免許取得し、看護師としての人生をスタートしました。
それから、8年が過ぎ、病棟は毎日毎日忙しく、業務にただただ追われているばかり…係長という役職もあり、仕事は増えていくばかり…「私がやりたかった事って、こんな事だっけ???何で看護師になったんだっけ???あれ???ゆっくりした生活がしたい。ハワイでの自由な日々や、のんびりした気候。明るい人々…。想いをめぐらせてしまうのは、ハワイのこと。もともと、チャンスがあればハワイで暮らしたいと思っていた私。とりあえず、ハワイに行こう!そして、自分自身を見つめなおそう。その地には、ハワイが一番!!と思った私は、家族(夫と20歳、18歳の息子たち)とも離れ、1人ハワイに行くことを計画!!では、ハワイでの時間をどう過ごすのかと考えたときに、せっかくならハワイ(アメリカ)の医療にも触れてみたいと思いました。
まずは、ワイキキビーチということで、到着日にワイキキビーチで写真をパチリ。学生時代は、放課後に、友人とこのワイキキビーチを徘徊し、英語のトレーニングをしていました
それからは、検索の日々でした(笑)しかし、短期間かつハワイで研修という、私の思い通りの研修なんてあるわけないだろうなと思っていたところ、こちらのプログラムを発見し、目の前がぱっと明るくなりました。しかし、研修は最短で1週間から…夏休みが1週間しか取れない私は、無理なのかなと半場、あきらめ…でも、とりあえず話を聞いてみて、相談だけでもしてみようと思い、こちらのオフィスに連絡をさせてもらったところ、アレンジできますよとのお返事をいただきました。やった~~~~~♪♪♪でした。
そして、いよいよ、ハワイ到着。空港に着いた瞬間、じわーと感動。その後、タクシーより割安なシャトルバスでクリニックへ。クリニックではとても温かく迎えていただき、スタッフに付き添ってもらって、6日間を過ごすコンドミニアムに到着しました。とても綺麗で広いお部屋。1人で過ごすには、もったいない!と思いました。その晩は、長い飛行機での移動後でしたが、色々な想いが交差して、なかなか寝付くことができませんでした。
いよいよ、クリニックでのシャドウイングのお話しに入ります(笑)クリニックでは、毎朝、小林先生の勉強会が行われていて、毎回とても興味深いものでした。勉強会の後は、小林先生の診察室に入らせてもらい、患者さんの診察の様子を見学させてもらいました。先生からは、アメリカの話、ハワイの話、日本での先生の話、音楽の話、水彩画の話などなど、医療だけでなく、たくさんの興味深いお話しをうかがうことができました。小林先生の温かみをとても感じた4日間でした。特に、患者さんとまっすぐ向き合い、病気のことだけでなく、患者さんの日々の生活や仕事のこと、趣味のことなど、ゆっくりと時間をとって診療・会話をされている姿がとても印象的でした。
滞在させてもらったコンドミニアムのバルコニーから綺麗な虹、しかもダブルレインボー!!日本で虹を見るたびにハワイを思い出しています。虹、大好きです。
学生時代に、数か月を過ごしたコンドミニアムの前にも行ってみました♪外見はかわってない!!
滞在していたコンドミニアムからの夜景。ありえないくらい綺麗でしたーーー
そんな日々を過ごす中で、私は何がしたいのか、これからどうしていきたいのか、何故ハワイで暮らしたいと思っていたのか、などを1人でゆっくりじっくりと考えることが出来ました。結局、ハワイにいる間に答えは見つからなかったのですが、今の自分は逃げているだけだということに気が付くことができました。看護師になるときに、英語力を活かして、国際救護活動がしたいと思っていたこと(勤務病院は赤十字です)それなのに、いっこうに医療英語を覚えることができないでいる自分…毎日、業務に追われているばかりいる自分…このままではだめだ!ということで、どうしていくかは決まっていませんが、とりあえず、医療英語の勉強からはじめたいと思います。その中で、また自分の進むべき道が見えてくるのかなと今は思う事が出来るようになりました。もちろん、ハワイでの生活はやはり、したいですけどね(笑)でもそれはその気持ちのままでいいのかな?と思っています。ハワイで過ごした時間は、本当に私にとってかけがいのない時間となりました。
そうそう、学生時代にお世話になったアパートの大家さんがご健在とわかり、25年ぶり?の再開も果たすことが出来ました。私の事を覚えていてくださって、とてもとても喜んでくださいました。一緒に昼食を食べて、当時の思いで話をし、気が付けば夕方になっていました。アパートからの帰り道は、嬉しさと感動とで涙がとまりませんでした。この再会も私にとっては、とても大きな出来事でした。また、おじちゃん、おばちゃんに会いにハワイに帰ってくる!という目標も出来ました。
その他の日には、アラモアナビーチで本を読んだり、ショッピングセンターで徘徊したり、本屋さんに行ったり…そうそう、カハラモールにも行ってみたり。本当に楽しい、良い時間を過ごすことになりました。
午後はアラモアナビーチにけっこう来ました。学生の時はここのテニスコートにもよく来ました。なつかしいーーーーー
カハラのホールフーズにて。こういう感じのコーナー、日本のスーパーにも欲しい!!
アサイボウル、大好きなんです。実は3年前に職場の先輩と観光でハワイに来ました。その時に、食べたアサイボウルがおいしくておいしくて。ハワイに住んでいた頃にはなかったですーー
学生時代に借りていたアパートの大家さんと。25年たったのに、私の事を覚えていてくれて、訪問をとても喜んでくれました。本当に、よかった。
学生時代にお世話になった、yummyのランチ。これはミニプレートです。SNSにアップしたら、ハワイなのにハワイっぽいもの食べんのかい?と突っ込まれました…だって、これ、大好きなんです。
萩田さん、私のわがままを聞いてくださり、ありがとうございました。このような機会と時間がつくれたこと、本当に感謝いたします。また、クリニックのスタッフの皆さま、小林先生、本当にありがとうございました。先生が、最終日に、「また、必ず、来て下さい。ここに、いつでも帰っていらっしゃい。」と言ってくださり、ハワイに帰ってくる楽しみが増えました。また、必ず!!(家族はおいての一人旅)(笑)