看護・高齢者ケアプログラム体験談・視察レポート
今回の短期留学は非常に思い出に残る2週間となりました。
高校2年生の時にアメリカに短期留学した以来、英語と海外の文化に興味を持ち、大学生の間にもう一度英語圏の国へ行きたい、気持ちを切り替えたい、海外で看護師として働くことを将来の一つの選択肢として考えたいという思いを持って、今回の短期留学に応募させていただきました。
出発日は多少不安がありましたが、胸が躍る思いで中部国際空港へ向かいました。一緒に旅を共にする2人と空港で対面し、初対面でしたが意気投合しとても良い雰囲気で出国しました。帰国後も連絡を取り合う仲となり、日本でもまた会いたいと思います。
メルボルンでの2週間は、メルボルンの公共交通機関を使って学校へ通い、語学学校で本場の英語を学ぶとともにオーストラリアの文化をホームステイしながら感じメルボルンの観光名所を楽しむことができました。
語学学校では、同じクラスになった中国・ベトナム・日本の看護師の方と友達になることができ、英語でコミュニケーションを取ることで英語は互いを分かり合うために重要なツールとなることを改めて強く感じました。
高校生の時にアメリカへ行ったときに自分から積極的に話せなかったことや思うように自分の意見を伝えられなかったことが悔しく、その後趣味程度でありますが英語の音楽を聞いたり歌ったり、SNSやネットで日常的に英語に触れてきました。その効果も確かめたかったこともあり、メルボルンへ行ったのですが、実際、語学学校で英語で授業を受けたりホストマザーと会話してみると、4年前より英語が理解でき、授業の8割程度は理解できたと思います。また、積極的に英語でコミュニケーションを取れるようになっていました。英語に対する抵抗はほぼ無くなり、放課後にシティを友達と散策したり休日は一人で電車・トラムを使って観光することができ、自分なりに成長を感じられたと思います。また、オーストラリアは移民が多いというこで、様々な人種の人々がいて、英語の発音やイントネーションが多種多様なため、正確で綺麗な英語を話せなくても大丈夫だと思えたのも大きな収穫でした。今後も英語を勉強して英語の表現力を上げていきたいと感じました。
英語の看護の授業では、医療英単語が含まれているため理解することが少し難しかったですが、実際にオーストラリアで働いていらっしゃる看護師の方の授業を受けることができ刺激を受けました。いつか自分も英語を使って看護師としてオーストラリアで働けたらな、と感じました。
ホームステイでは、ホストマザーと私と同い年の娘さんと高校生の息子さんという家族構成で、メルボルンの料理、生活、文化を肌で感じられました。ホストマザーはとても親切な方で、メルボルンのおすすめの観光名所やそこまでの行き方を丁寧に教えてくださり、2週間をとても充実したものになりました。偶然、メルボルンに着いた日がF1のグランプリが開催されていた日だったうえ、家が会場に近かったため、F1の車のエンジンの力強い音も聞こえ、わくわくした気持ちになりました。
観光は、放課後に一緒に行った2人とシティを巡ったり、休日はホストマザーが教えてくれた場所へ行ったりとメルボルンを満喫できました。イギリス文化が融合した国で素敵でした。広大な国土を持った国なので道も建物も大きく、自然もシティ中心部でも多いのでゆったりとした気持ちで過ごせました。行ったところ見たところ全てが印象的ですが、その中でもQueen Victoria MarketとGreat Ocean Roadは特に印象的でした。Queen Victoria Marketは、野菜・果物・肉・魚・お土産などなんでも安く手に入り、活気がありました。私は果物とトマトが大好きなのですが、ここでは日本では有り得ないくらい安く手に入るので感動しました。ある日の放課後には同じクラスの看護師の方にnight marketに一緒に連れて行っていただき露店で色々買って食べ歩きをしてメルボルンの夜を楽しみました。日本にもこのような大規模なmarketがあってほしいです。Great Ocean Roadは、日本では決して見られない美しいオーストラリアの自然を全身で体感しました。海外に出ると、このように自分の知らない世界が目の前に広がっていて生きていて良かったと思いますし、もっと世界を知りたいという気持ちになります。また、野生のカンガルーとコアラも見られてオーストラリアを感じました。ホームステイ最終日の前日にはホストマザーに日没前にSt. kilda beachに連れていってもらい、野生のペンギンが見ることができました。日本では動物園に行かないと見られない動物が見られる環境があるオーストラリアは羨ましいです。
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最後の週末は、友達になった3人の中国人の同じクラスの子たちがDoncasterにある火鍋の中華料理のお店へ私たちを連れていってくれました。料理はとても美味しかったです。正直に言うと中国というと良い報道が少ないので良い印象がありませんでしたが、今回中国人のみんなと話したり出掛けたりすることで、中国人を一括りにしてはいけないと思いましたし、すべてのことに言えることですが報道ばかりを鵜呑みにしないで自分で確かめることが大切だと思いました。彼女たちが日本へ来た時はおもてなしをしたいと思います。
長々と書いてしまいましたが、他にもここでは書ききれないほどの思い出ができました。オーストラリアの病院へ行けなかったのは残念ですが、今回オーストラリア;メルボルンへ行くことができ、この短期留学をセッティングしていただいたトラベル・パートナーズの方々、MLC先生方、メルボルンで出会った人たち、一緒に行った佐藤さん、小島さん、行かせてくれた家族に心から感謝しています。これからまたしばらく実習、国家試験などで海外からは離れてしまいますが、この素晴らしい2週間を思い出しながら乗り越えていきたいと思います。英語も少しずつ勉強していき、将来は海外に関わった仕事ができればなと思っています。
ありがとうございました。