看護・高齢者ケアプログラム体験談・視察レポート
ワーキングホリデーで2015年4月開講の看護教育プログラムに参加。英会話教室等に通ったことがなく初めての語学留学であったため、学校ではGeneral Englishから開始し入学時は下から2番目のIntermediate (中級クラス)よりスタートしました。ワーキングホリデーは最大17週間学校に通うことができるため、フルに活用し最終的にIELTSコースへ移動することができました。このクラスでは、5週ごとに行われるテストがIELTSの模擬テストになるため、将来的に受験する予定がない方でもとてもいい経験になると思います。Intermediateで受けたテストではすべてIELTS換算スコアが9.0満点中4.5でしたが、最後の模擬テストではWriting 5.5,Listening 6.0,Speaking 6.0,Reading 7.0と満足のいくスコアを取ることができました。このスコアは自分の想像以上で自分に自信が付きました。
グレートオーシャンロード、メルボルン近郊の観光スポット
また、オーストラリアは円高・円安に関係なくそもそも物価が高いので、すぐにアルバイトを探しました。ですが、4月渡航でこれから冬に向かっていく季節であるため求人は少なく、飲食業界で職が見つけやすい環境ですが、僕は日本での経験がないためなかなか仕事を見つけられず2週間経ってようやくアルバイトを見つけられました。
アルバイトを見つける方法として、①伝言ネットなどの掲示板で探す ②店頭に求人が貼り出してある店を探す ③友達や先生など誰かの紹介 ④求人もなんの情報もないが働きたい旨を伝え雇ってもらうよう話をする が主ですべて英語で書いた履歴書が必要になります。ネット上で、④は倍率が低いため採用率が高い、との情報がありましたが、結局僕が職にたどり着いたのは①の方法でした。
不採用や店側に採用する意思がなくても労働希望者に連絡が来ないことは普通です。採用される流れとしては、履歴書を出す→店側から連絡が入る→面接に行く→働き始めても最初はトライアル期間→採用担当者の意見で正式採用or不採用となる、です。
せっかくの留学なのでJapanese Restaurantを嫌う人もいますが、郊外のRestaurantなら客の大半がオージーなので充分に英語の練習にはなります。その後カフェなどを探すのがいい方法ではないかと思います。なんせ物価が高いので少しでも収入があったほうが生活そのものに余裕が持て精神的に楽です。
オーストラリアでヘアーカット
オーストラリアでは当然日本とは違う文化・風習に触れることができます。あまり書くと新しい発見がなくなってしまうので少しだけ書いてみます。
●移民国家のためいろんな料理があります。中華は日本の方が安かったのであまり食べていません(笑)お気に入りはタイフードです。場所によってはカンガルーやエミュー、クロコダイルの肉など体験できます。
●食材はスーパーよりマーケットのがいろいろ揃うし面白いもの(カンガルーの肉など)を売っています。友達とシェアしたり、大量に買って冷凍もいいと思います。閉店2~3時間前あたりからタイムセールをやるので、時間を狙って行くことがおすすめです。
●外国人は日本の歴史的背景や文化にすごく興味があるので知識があればあるだけ会話のネタになります。例えばアジア近隣国との間に起こっている・起こった歴史の教科書に載ってたりニュースになっているような出来事、漫画・アニメ、食文化などです。逆に諸外国についての知識があるとこちら側も会話の糸口になります。主食や名産、観光地などなんでもいいです。
シェアハウスのオーナーとクロスカントリー
友達は学校やシェアメイト、シェアハウスやホームステイのホスト・オーナー、バイト先、Language Exchange、日本語学校、教会などで作ることができます。移民国家という背景や国民性などもあり、日本に比べ圧倒的にコミュニティ能力が高いので思いもよらないところで友達ができることも多いです。
僕は違いますが店員さんと仲良くなった人もいます。外国人はどこでもどんな状況でもフレンドリーに話しかけてくれたり、返答してくれたりするので、逆に日本に帰ってきて愛想が悪い人を見ると残念な気持ちが生じます。
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学校のメンバーが開いてくれた送別会
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学校のメンバーと昼ご飯会
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ただのメルボルン(笑)
振り返ればたった4.5ヶ月でしたが一生続いていくだろうなと思える友達と出会えたり、オージーにあなたの英語は綺麗と言われるようになるなど幸せに思うことはたくさんあります。ですが、やはり海外で生活するということはただの旅行とは違うのでぶつかる壁はたくさんあります。人知れず泣いている人もたくさんいます。
ただ人間の脳は良くも悪くも、嫌な思い出は後から一掃してくれるので失敗を恐れずに留学へ行ってほしいと思います。みんな不安の気持ちを抱いているので、自分だけが怖気づいていたり、自分はできないなどと思う必要はありません。海外に行くと日本にいるときより心がオープンになるので、日本では言いにくいことも意外とあっさり口にできるようになったりもします。そういうことを言えるようになったりいろんなことを経験して渡航前より自分は強くなったなと思います。
日本で用事があったため9月に一時帰国しました。再渡航の時期はいまのところ今後の予定に合わせて決めるつもりです。
帰国後にお会いした時のBig Smile 梅村さん