看護・高齢者ケアプログラム体験談・視察レポート
1月16日(木) 3日目:
研修3日目、全員無事オンタイムに集合。
午前中は、ホンゴック病院を訪問しました。院長をはじめ、看護部長、数名の看護師が盛大に歓迎してくれました。このような研修が実現できたのは、IMSグループが、ベトナムに関連会社があり、普段からホンゴックグループと提携しているからだと思います。IMSグループ現地法人のIIMS-VNM(イームスベトナム)の社長には大変良くして頂き、この場をかりて、感謝を申し上げます。
ホンゴック病院の研修では、学生たちが、ベトナムの雰囲気に少し慣れてきたためか、積極的に質問をしていました。看護部長さんがすごく気さくな方で、冗談を交えながら、学生たちと積極的に接してくださいました。研修の中では、IIMS-VNMの社員で、日本で看護師免許を取得されたIさんも日本語を一生懸命使って、学生にベトナムと日本の看護の違いについて、話してくださいました。学生は、日本とベトナムの看護の違いに気付いたり、理解できた事が多くあったと思います。
《看護部長からのご挨拶》
《グループに分かれて交流》
《日本の看護師免許を持っているIIMS-VMNのIさん》
《ホンゴック病院のスタッフの皆様と記念撮影》
午後は、ベトナム軍事博物館に行きました。戦争というものを知らない世代。ベトナム戦争の歴史はまだ浅く、実物の戦車、ホーチミン氏のプライベート機、B−52の戦闘機などを見ることができ、面積は小さいですが、すごく多くの歴史が学べる博物館でした。人々が戦争を繰り返さない為にも、歴史や戦争について教える、伝え続ける事は、教育において必要で、とても大事なことだと思います。学生もしっかりと、ドキュメンタリーフイルムや現地ガイドさんの説明に耳を傾けていました。(個人旅行ですと2時間ぐらいで十分ですが、学生たちの研修には、現地ガイドさんの説明時間も考慮して、2時間半から3時間あるとよいかと思います。)
《戦車の前でベトナム戦争について説明》
《ホーチミン氏のプライベートジェット機の前で記念撮影》
《B−52の戦闘機前》
《ホーチミン氏について学ぶ》
午後は自由時間。正直、海外旅行経験のない学生の大半が、旧市街で躊躇してしまうのではないか、と心配していましたが、学生はためらいもなく、ネット記事やGoogleマップを使って、それぞれの時間を楽しんでいました。歴史建造物の散策や、買い物、食べ歩きなど様々です。バスで降りたところだけで過ごしていた学生たちには、トレインストリートにお誘いしました。
(トレインストリートに関しては、以下のURLより『ベトナム異文化体験記』をご参照ください。)
https://www.nurse-kenshu.com/re_experience/vietnam/
7−8名で、上手にバイクの中を渡って1.5kmぐらい歩きました。残念ながら、トレインストリートは2019年10月で立ち入り禁止になっていて、今回2020年1月に行った際には線路内に入る事は出来ませんでした。「景色を見られただけでも良かった」という学生の言葉は、私にとって、彼らの行動や言葉使いなどに成長を感じた時間となりました。
《トレインストリート、進入禁止でガードマンが立っています》
《横から見たトレインストリート》
ロッテセンターやイオンモールは、日本にあるショッピングセンターと同じなので、学生が自由に過ごすには、とても便利な場所です。トイレもキレイですし、フードコートが充実していて、ベトナム料理が苦手でも、ファーストフードなども食べることができます。ロッテセンターでは、ベトナム料理が続いていたせいか、学生は、日本人シェフが経営しているピザレストランに殺到したようでした。
ロッテセンターにはデパ地下の様な場所があります。日本を出発する前に、ハノイの主なお土産を紹介していたので、学生たちの多くがインスタントフォー、ライム塩、ココナッツチップ、マカデミアンナッツ、カシューナッツ、ベトナムコーヒーなどのお土産品を購入していました。商品によっては試食もできて、学生たちは楽しい時間が過ごせた様です。
《ショッピングセンターの地下》
《テイクアウトコーナー》
《カシューナッツコーナー》
《ローストチキンテイクアウト》
《お土産に人気のライム塩》
《ベトナムでしか買えないコーヒー味のコーラ!?》
《現地のスーパーには美味しそうな現地お菓子がたくさん!》
この日の夕食は20時前には終わり、全員がハノイでの最後の夜を楽しんだ様子でした。
学生たちの海外研修の感想は?いよいよ、ラストです。続きは最終章第4弾で。