看護・高齢者ケアプログラム体験談・視察レポート
8月25日から3日間、上海で第21回中日形成外科学会が開催されました。弊社では、東京品川で開催された2005年第16回学会より担当旅行会社として学会に参加される先生のご旅行のお世話と学会開催のお手伝いをさせていただいています。毎年、日本と中国との間で交互に開催されるのですが、中国での開催は2006年のハルビン、2008年の西安、そして今年は上海となったわけです。現在、日本と中国との間では様々な医学会が開催されておりますが、この中日形成外科学会が一番古くから開催されている学会だろうと伺いました。日本からは、日本側学会長である福岡大学形成外科大慈弥教授はじめ、昭和大学、横浜市立大学、慶応義塾大学、日本医科大学、金澤医科大学、九州医科大学、東京医科歯科大学、順天堂大学、千葉大学、東海大学、近畿大学、大阪医科大学、大阪大学、福岡大学、長崎大学、川崎医科大学、東京病院、亀田総合病院、聖路加国際病院ほかから約70名の形成外科の先生方が参加されました。中国でも形成外科、特に美容整形の需要は急速に高まりつつあり、独立開業する医師も徐々に増えています。人口が多く、必然的に症例数も多い中国では、形成外科の分野の技術も近年かなり高くなっているようです。
この学会の会議終了後のプログラムとして「上海万博」(現地では、「世博会」と呼んでいます)を見物する機会を得たわけです。
中国館の前で
万博会場に行って驚きました。ただでさえ大混雑の万博ですが、それに加えて現地も夏休み、国内の全国各地から大団体でドット繰り出して見物に来ています。後で知ったのですが、この日の1日の入場者数は、46万人とのことでした。そして、気温は異常気象の東京と同じく日中は39度を越す暑さ。そして、上海の夏は蒸し風呂なみの湿度です。とても、昼間は見物できないと学会事務局が判断して、夕方5時から閉館の22時までの見物となりました。
さて、行ってみますと、夕方になったとはいえ、大変な混雑と大行列。私はとてもその列に入る気力がわかず、長蛇の列に並んでひたすら順番を待つ中国の方々のひたむきなエネルギーに心から敬意の念を持ちました。そして40年前、1970年大阪万博を訪れた西欧人達が、目を輝かせて整然と並ぶ大群衆の日本人の姿を見て感じた印象は、きっと同じものであったハズだと思いました。・・・というわけで、我々(私と弊社北京事務所代表の郭の二人)は、にぎやかにおしゃべりをしながら列に並ぶ中国の参観者達の姿に感心しながら会場の中央を日本館から中国館の前まで歩いて、何枚かの写真を撮ると滞在時間たったの約40分で会場を後にしてしまいました。好奇心も野次馬根性もそれなりに持ち合わせているつもりなのですが、あの強烈な蒸し暑さにはどうしても勝てませんでした。
会場を出た後は、タクシーに乗り、一目散に上海名物「小龍包(シャオロンポウ)」のお店に直行。ここでは、30分待つのも気にもせず、早い閉店時間までの間に思いっきり本場の味を満喫してきました。場所は有名な観光地「預園」の近く。城煌廟(チョンフアンミャオ)という地区にある「南翔(ナンシアン)饅頭店」というお店。仲見世の迷路のような路地が広がり、東京で言えば浅草界隈のような雰囲気。旧き良き時代の上海の夜の賑わいが味わえます。私は上海には今までに何回も行った事があるのですが、ここに夜来たのは今回が初めて。「これからは、お客さまに必ずここに来てシャオロンポウを食べるようにお薦めしなくていけない」と深い反省を込めて思いました。「本当にすみませんでした。こんなに良い雰囲気で美味しくシャオロンポウをいただくことができるお店があるとは知らなくて、今までお客様をご案内せずに。。。。。。今後は一生懸命お薦めするように致します。」
というわけで、「花よりダンゴ」ではありませんが、「万博よりシャオロンポウ」という一席でした。オソマツ!!!
「第21回中日形成外科学会」開会式
日本側学会長ご挨拶
福岡大学医学部大慈弥教授
中日形成外科学会開会式1000人超の大パーティ
中国館の前で
順番を待つ大行列
中国の来場者の皆さん。大変エネルギッシュです。
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雰囲気抜群です、夜の預園界隈。
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回転寿司も人気
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大行列の店の前「南翔饅頭店」
ウー、ウ・マ・イ!!!
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中国産サントリービール、よく売れてます。
これゾ、本場のシャオロンポウ
上海のシンボル東方明珠電視塔(467.9m)
乗りました、リニアモーター(上海磁浮列車)浦東空港から市内まで30kmを8分間。
清潔な車内
出ました最高時速431キロ。揺れのためブレてます。
<記:トラベル・パートナーズ 代表取締役 戸塚雄二>