看護・高齢者ケアプログラム体験談・視察レポート
私は、看護師として将来海外で働きたい、日本以外にも外国の医療について知りたいという思いから、看護短期留学への参加を決めました。初めての海外だったのできちんと英語が聞こえ、理解でき、自分の言いたいことを伝えられるか、友達はできるのか、ホストファミリーはどんな人なのか、海外での生活はどうなのか…などたくさんの不安とうきうきの気持ちが混ざった参加となりました。
講義を受け、日本とメルボルンでは保険制度が全く異なることが衝撃的でした。入院や治療の自己負担がないぶん医者が選べない、手術を待たされることがあるといった国民保険、それとは逆に医者・病院が選べる、手術を待たなくてもいい裕福な人の保険があると知りました。また、メルボルンでは日本と違い入院期間がとても短いです。しかし、在宅での生活が可能となるように患者さんが退院してくる前に担当の方が来て、改善しなければいけない部分を指摘し家の中の段差をなくす、手すりの設置などの工夫がなされていると教えていただきました。その他にも勤務形態、メルボルンでは様々な国の人が住んでいるのでその人の習慣・宗教にあった看護を提供しなければいけないと教えていただき、日本との違いを感じました。
ホームステイでは、お母さん、お父さん、ホームステイをしている中国人の子3人が住んでいるお家でした。お母さんが歌手ということで初日からコンサートに連れて行ってもらったり、お腹いっぱいになるまでのご飯を作ってくれたり、英語が聞き取れないときには筆談で説明してくれ、理解するまで話してくれました。また、中国人のホームステイの子とは一緒に登校したり、公園で遊んだりとたくさんの思い出ができ毎日楽しく過ごせました。
毎日の英語レッスンは、英語が苦手なぶんとても長くつらかったですがお店での買い物の仕方やレストランでの注文の仕方などを習いました。その日に習ったばかりの文法や単語をお店に行って使うことで覚えやすく、日本で英語を習うよりも断然身につきます。また、友達と試行錯誤しながら相手に伝わるように話し、コミュニケーションがとれたときは喜び、英語が話せる楽しさがでてきてもっとうまく英語が話せるようになりたいと感じました。
私はこの短期留学で外国の医療について学べたことはもちろん、そのほかにも観光もでき、友達もできたくさんのたくさんの出会いがありました。ここで学んだこと、体験したことが自分にとってプラスのものばかりだったのでこの経験を生かした看護を行えるようにしたいです。