看護・高齢者ケアプログラム体験談・視察レポート
私はこの春、貴重な時間と学びを持つことができました。私が今回この「春休み看護短期留学」したのは、今までにない経験をし、新しいものの考え方を得たかったからです。また、看護の短期留学をすることで、日本にはない医療や看護の考え方を知り、自分自身の将来に生かしたいという思いもありました。ですが、短期留学が近づくにつれ、不安も生まれました。私は、中部国際空港出発が一人だけだったため、メルボルンまで、一人で行かなければならず、メルボルンまで無事に到着できるのか、英語でコミュニケーションとれるのかとても不安でした。そんな時、トラベル・パートナーズさんが、電話でアドバイスしてくれました。そのおかげで、無事メルボルンまで到着できました。そして、メルボルンでたくさんの出会いがありました。
まず、メルボルンについて、この留学に参加した他の仲間に会いました。みんな出身も年齢も異なり、この留学がなければ決して出会うことがないような仲間ばかりでした。ですが、みんな同じ気持ちを持った仲間ばかりだったので、仲良くなるのに時間はかかりませんでした。
次の出会いは、ホームステイ先のホストマザーとの出会いでした。ホストマザーは、私の拙い英語を一生懸命聞いてくれて、学校までの道のりを地図で書いて教えてくれたり、とても親切にしてもらいました。また、家には4匹の犬がいて、どの子もすぐになついてくれて、とてもうれしかったです。メルボルンは、水不足なので湯船につかる習慣はなく、シャワーのみでした。また、洗濯は週に1回程度で、いかに日本が水に恵まれているのか知りました。ホームステイ先の生活で最も驚いたのは、食器洗いの際、泡をあまり落とさないことです。日本だと、泡がついているのは、不潔であると判断しますが、メルボルンでは、それが当たり前なのです。日本では日本の、メルボルンではメルボルンの、その土地柄にあった、常識や考え方があることを知りました。
次の出会いは、メルボルンの看護師との出会いでした。オーストラリアの医療制度は日本とは異なりとても興味深い内容でした。また、私たちが訪問した病院では、そこで働くナースの意見が取り入れられたICUや看護師が移乗の際に使用する移乗用の機械がおいてあり、オーストラリアの看護師を大切にする視点が伺えました。
次の出会いは、老人ホームの高齢者の方々との出会いでした。高齢者の方々は、私が折った折り紙の鶴をとても喜び、褒めてくれました。また、笑顔で私の話を聞き、私を受け入れてくださいました。
この多くのメルボルンでの出会いは、私を大きく成長させてくれ、より大きな世界と、多様な視点を得させてくれました。私は、この貴重な経験をこれからの看護に役立てていきたいと思います。今回この素敵な経験をさせてくださった、トラベル・パートナーズさん、一緒に留学を経験した仲間、そして、私の大好きなホストマザーに厚く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。