看護・高齢者ケアプログラム体験談・視察レポート
2009年9月、徳洲会グループ病院のナースの方々とオーストラリアへ研修に行ってきました。参加は、5病院から21名。団長は大和徳洲会病院の佐々木看護部長、副団長は茅ヶ崎徳洲会総合病院の八木沼看護部長。グループ内に65病院を持つ徳洲会は、「生命だけは平等だ」の理念のもと、全国に医療を展開しており、グループ病院で働くナースのレベルアップを目指して、従来から看護師教育にとても力を入れています。2007年度には「看護管理」をテーマにオーストラリア研修〔17名〕を行いましたが、今回のテーマは「がん看護と緩和ケア」。年々増加するがん患者に対して専門性の高いケアを提供するため、同病院グループでは、今年7月に湘南鎌倉病院にオンコロジー病棟を開設しました。今後、全国のグループ病院でオンコロジー専門看護を推進する計画があるため、遊佐看護部統括・湘南鎌倉病院副院長の提案で、がん看護及び緩和ケアの先進国オーストラリアで学ぶこの研修が企画されました。
訪問先は、メルボルン市にあるオーストラリア唯一のがん専門病院ピーターマッカラムがんセンター、セントヴィンセント病院の緩和ケア病棟、そして、イプスイッチ市にあるイプスイッチ・ホスピスの3箇所。各訪問先では、多数の専門担当者から詳細説明があり、がん看護認定看護師3名を含む徳洲会ナースの方々から活発な質問がなされました。
また、メルボルンでは、現地の公立アルフレッド病院ICUで看護師として働いている渡辺由佳子さんのレクチャー「オーストラリアの看護事情について」と、公立ロイヤルメルボルン病院の看護師、中野由布子さんとの懇談会などもあり、楽しく意見交換が行われました。
現地ナース渡辺由佳子さんのレクチャー
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現地ナース中野由布子さんとの懇談会
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ピーターマッカラムがんセンター(旧館):通称ピーターマック
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ピーターマックの前で記念撮影
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ピーターマックの講師の皆さんとワンショット
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在宅ケアナースからの説明
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ピーターマックは今年創立60周年オーストラリアで唯一のがん専門病院です
看護教育担当コーディネーター、看護部業務デイレクターほか各担当者からの説明
公立セントヴィンセント病院(中庭から)
看護教育担当部長からの説明
看護業務デイレクター
オンコロジー病棟看護師長
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師長の案内でオンコロジー病棟見学(通訳は現地ナースの中野由布子さん)
ナースステーション
キャップと予防衣(ガウン)をつけてICU見学
手術を終えたばかりのDr.とナース
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新任ナースのお二人
看護教育担当ディレクター(右)とコーディネーター
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セントヴィンセントの講師達とともに
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施設長ロスさん
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心温まるおもてなし
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寄付集めのためのバザーを中庭でやっていました
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ゲスト(患者さんをこう呼んでいます)のお部屋を見せていただきました
これが本場のオージー・ビーフ。
一人前350グラム。ボリューム満点です。行ったお店は美味!でした。お値段は、単品でA$26(約2,200円)。オーストラリアでビーフステーキを注文する時のアドバイスをひとつ・・・焼き方は日本人がイメージするよりも焼き過ぎる傾向あり。ミディアムが欲しい人は“ミディアム・レア”と注文して下さい。うっかり“ミディアム”と注文してしまうと目一杯“ウエルダン”が出てきますよ。レアが食べたい人は、“ベリー・レア”または“ブルー”と言ってくださいね。
“これは何の写真でしょうか?”
今回、生まれて初めて“エレベーター”の恐怖を味わいました。宿泊したホテルはファーストクラス(4星)でしたが、何とエレベーターが途中で止まってしまい、ドアが開かないまま1時間。私を含む団員9名とオーストラリア人男性2名の計11名が閉じ込められました。止まった途端に頭をよぎったのは“まさかシンドラー社製ではないでしょうね!?”イエ、しっかり“シンドラー社製”のエレベーターでした!!幸い大事にいたりませんでしたが。。。 で、ひとつ教訓を得ました。やはり、ビニール袋はいつでも携帯しておく方がいいですネ。今回は必要ありませんでしたけど。。。
<記:トラベル・パートナーズ 代表取締役 戸塚雄二>