看護・高齢者ケアプログラム体験談・視察レポート
私は約1年間、メルボルンに語学研修と看護体験の留学をしに行ってきました。
4月にMLCに入学し、私は英語が苦手だったのでpre-intermediateクラスからスタートし、最後はIELTSクラスで終了しました。約9か月間、学校に通い、夕方家に帰り、ご飯を作って寝るという生活は、仕事で夜勤と日勤という不規則な生活を送ってきた私にとって、とても新鮮なものでした。
学校の授業は、先生たちはみんなフレンドリーで優しく教えてくれて楽しく英語を学ぶことができました。特に、ベトナムのタン先生という先生はネイティブではないからこそ、私たちが、どうしてこの文法がどう分からないかを分かってくれるため、的確に本当に分かりやすく教えてくれました。
ロワーナ先生と
看護クラスの終了証書をもらいました
しかし、時々モチベーションが下がったり、なかなか上達しない自分の英語に対して、正直もう英語はやりたくないと思うこともありました。
しかし、私のコースには週1回、看護クラスがありました。この看護クラスは、始めは病院訪問をしたり講義を看護師さんなどにしていただくというものでした。後半からはRowenaさんという現地看護師さんに、医療英語を教わるものでしたが、この授業はシチュエーションごとのセンテンツや、単語を授業で行い、医療従事者の私にとっては、毎回の授業がとても興味深く、楽しく飽きることなく受けることができました。
この看護クラスがあったおかげで学校生活にメリハリができ、看護クラスを受ける度に「あっ、頑張らなきゃ」という気持ちにさせてくれました。
また、語学学校が終わってから、ホスピスに1週間体験実習に行ってきました。日本人看護師のHughさんにつき、看護業務の見学やホスピスでの看護師の役割などを学んできました。患者さんと話したり、日本の勤務システムの違い、メンタルケアにかなり力を入れていることに、驚きを隠せませんでした。メルボルンでは、プライベートがあっての仕事という考え方なので、休みもしっかり取れて残業もほとんどありません。個人が休みが取れるシステムが整っていることに、衝撃を受けました。
はじめは、ちゃんと患者さんと話せるか、有意義な実習ができるかととても不安でいっぱいでしたが、すべてが驚きの連続でしたし、この実習は学ぶことばかりのもので有意義なものにすることができました。
看護実習先のスタッフと。みなさんとても気さくで、いろいろお話しました
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オープンテニス
日本人の友達とブライトンビーチで
メルボルンは小さな町ですが、なんといってもコーヒーがおいしいです。日本にいるときはあまり興味のなかった私でも、今ではコーヒーに夢中です!自分のお気に入りのカフェを探すのもいいですね!カフェが行ききれないくらいたっくさんあるから、カフェ巡りもおすすめ。
なかでも思い出に残っているのは、やはり現地の友達ができたことです。現地といっても、メルボルンは移民が多いので、いろいろな国籍の方がいます。私はメルボルンでムエタイを始めたので、そこでベトナムやチリなど、いろいろな国籍の人たちと友達になりました。
教会
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メルボルンのコーヒー
友達が作ったカフェアート
スリランカの友達と
留学中、楽しいことばかりだったとは言えず、何度も自分と向き合ったり、寂しくて辛いと思うことも多々ありました。しかし、今振り返ってみると、この経験は私を大きく成長させてくれたなと思います。日本にいただけではできない経験や、知り合いになることもなかった人たちと友達になり話すことができたり、本当に刺激的でした。
海外から見る日本というのは、また日本から見る日本とは違い、違った日本が見えてきて、日本の良い点や海外を見習ったほうが良い点など考えさせられることばかりです。留学して、自分はまだまだ知らないことばかりと思い知らされました。
楽しかったこと、大変だったことを含め、本当に留学して良かったと思います。ぜひ多くの人にこの体験をしてほしいと思っています。