看護・高齢者ケアプログラム体験談・視察レポート
私が長期看護留学に参加しようと思ったきっかけは、仕事に追われる毎日から少し離れてみたかったのときちんと英語を勉強し直したかったからです。ただ英語を勉強しに行くだけでは、物足りないと感じていたところトラベル・パートナーズさんの長期留学を知り、参加しようと決めました。開始日が4月か10月のどちらかだったのですが、私は寒い季節が大の苦手だったので、日本で夏を過ごしたあと再びオーストラリアで夏を過ごせるように10月を選びました。(とてもしょうもない理由です。笑)
1年間の長期留学を終えて、学んだ事や役に立ちそうな情報を書いてみたので参考にして下さい。
<住まい>
私は初めの1ヶ月間はホームステイを申し込みました。ホームステイ先はZone2にあるHamptonという海に近い場所でした。ホストファミリーはとても素敵な夫婦で休みの日にはいろいろな場所に連れて行って下さいました。私がホームステイを選んだのは、オーストラリアの日常を知りたかったのと日頃から英語を使って話をしたかったからです。1ヶ月が過ぎもう1ヶ月延長するか悩んでいた頃、何度かホストファミリーとケンカをしてしまいました。情けない話ですが、5年以上一人暮らしをしていたため、毎日規則正しい生活を送る事が辛くなってきてしまったのです。友達と飲みに行きたいし、1日中部屋でのんびりしていたし・・。そこでホームステイを卒業し、シェアハウスに移ることにしました。
ホストファザーのお孫さんがお泊りに来ました。
ホームステイでは家族の一員として共同生活を行うため、ただ部屋を借りて食事を作ってもらうというわけではありません。時間があれば食事の手伝いをし、家事を手伝ったりと決められたルールに従って暮らすことが前提です。文化も違えば環境も違うわけですから時にはトラブルになることもありますが、そういった時はエイジェントや友達に相談し解決していく必要があります。私も困った時はすぐにエイジェントに相談し解決して頂きました。
上記にも記載したように渡豪後2ヶ月目からはシェアハウスに移ったわけですが、そもそもシェアハウスとはどういったものなのか簡単に説明します。シェアハウスとは、一軒家やマンションの一室を何人かでシェアして住むことです。シェアルーム(1部屋を共同で使用する)かオウンルーム(部屋は一人で使用し家を共同で使用する)かを選びます。シェアルームはAU$90~180/週、オウンルームではAU$150~200/週ほどで借りれます。情報サイトで目ぼしい部屋を見つけた後は、そこに記載されている電話番号に電話するかメールをし、部屋を見に行く日を調整します。部屋を公開することをインスペクションと言い、よく友達同士で「今日、インスペ行ってきたよ~」なんて言って情報交換していました。時々、会う前から先にお金が必要だからといって口座にお金を振り込むように言ってくる方がいるようですが、口座への振り込みはしません。そして、事前に払うこともありません。入居日が決定した際にボンドと頭金を払い部屋を借ります。その後はオーナーも一緒に暮らしている場合がほとんどなので、手渡しで家賃を払っていきます。
シェアハウスに住む場合はお金の関わる事なので英語に自信がない人は、必ず英語のわかる人やシェアハウスに住んだ事のある人と絶対に一緒に行ったほうが良いです。私のオススメは、やはり初めはホームステイし情報収集がある程度出来たら、シェアハウスへ移る方法です。
私は6カ月の間になんと3回引っ越しをしました。理由はいろいろな場所に住んでみたかっただけで、大きなトラブルはなくどこの場所もとても楽しかったです。シェアメイトとご飯を食べたり、出かけたり、勉強を教えあったり、初めは知らない人と生活するなんてと抵抗がありましたが、生活していくと意外と心地の良い場所になっていきますし、沢山の出会いがあるのでぜひ挑戦してもらいたいです。
現在はシェアハウスを卒業し平屋でボーイフレンドとココ(犬)と3人で暮らしています。
皆で夕飯作ってます。
ボーイフレンドとCocoちゃん
<休日>
休日の過ごし方は人それぞれでしたが、私は"City of Melbourne"というサイトをチェックしていました。このサイトにはメルボルンで行われているFree(無料)のイベントが掲載されているため、そこから情報収集し出かけていました。また"Meet up"というアプリがあり、グループ(サルサ、ヨガ、20代お酒好きなど)に所属しそのグループのイベントに参加したりもしていました。そして、日本にはなく意外と良かったのは教会です。教会では無料の英会話教室が開かれており、そこで作った友達は今でも仲の良い友達です。ここまでは英語を上達させるために私が休日していた事を記載しましたが、次は娯楽です。やはりお金がないといえどショッピングは欠かせません。笑 私は"DFO"というアウトレットモールかOPSHOPという中古ショップへ良く行っていました。最後に食事ですが、友人とご飯を食べに行く際、"Urban spoon"というアプリがあり、(日本でいう食べログ)それを参考に出かけていました。
Caféにて
教会で知り合った友達
台湾人とフランス人
プロジェクトに参加しピアノのデコレーションをしました。
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どこのお店もおしゃれな盛り付け方なんです♪
<アルバイト>
アルバイトをしたいと考えている人は、"伝言ネット"か"Gumtree"で検索すると良いと思います。履歴書は日本と違い形式は全くありませんが、参考となるものはインターネットでいくつも出てくるのでそれを参考に作成すると良いと思います。日本人の友達は、日本食のお店で働く人が多かったです。私もそうですが、日本の文化や歴史を学べるし何せ日本食の賄いが食べられるのは魅力的でした。飲食店でのアルバイトは、およそ時給AU$10~20です。ローカルのお店の方が時給は高いですが、国籍が多様化することで起こるトラブルなどもあるので、いろいろお店に挑戦しても良いかと思います。アルバイトではまずトライアルといって試行期間が2日間設けられています。その間にマネージャーが判断し採用するかどうかが決まります。その後はせっせとお金のために働くわけですが、私がアルバイトを始めるにあたり驚いた事が一つありました。メルボルンでは、履歴書にどんなにその人が優秀であると記載されていてもすぐに採用される場合は少ないです。人員不足なら即採用ですが、人気のお店は山積みになった履歴書があってもマネージャーは見ません。しかし、働いているスタッフの一人が「私の友達が仕事を探しているのでインタビュー(面接)をお願いします」というとすぐに面接をしてくれ、履歴書もそこまで見ないで採用となる場合が多いです。これは、理不尽というか何というか・・・(笑)メルボルンで一番重要なのはコネクションだといういことが、一目でわかった瞬間でした。
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アルバイトしていたIzakaya Jiroというお店のスタッフです。
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皆仲良しですよ。
<プチ情報>
・Student card(学生証)を持つとconsessionといって学生割引がつく場合があるので、映画館や博物館など便利です。
・アルバイトを始める際に現地での銀行口座が必要になってきます。銀行の口座開設は約10分で完了します。
口座開設に必要なものは、現金かカード・パスポート・学生証です。私はMLCの近くにあるANZで開設しました。そこの店舗はMLCの学生がよく行くので、銀行のスタッフも初めから学生専用の銀行口座を説明してくれますし、丁寧に対応して下さるので良いですよ。メルボルンで主流な銀行は、ANZとBank of Melbourneですが、大した差はないと思います。
・Myki(日本のPASMO)にはいくつかのタイプがあります。Myki moneyはチャージした額から乗車賃がひかれていくもので、myki passはいわば定期券なので半年と1年があります。Mykiはトラム・バス・電車すべての乗り物に使えます。時々、インスペクターが無賃乗車していないかチェックしているので注意です!!(笑)また、タクシーは日本よりは少し高めです。ほとんどのタクシーにメーターがついていますが、ドライバーによっては乗った時に頭金を払っておき、その後に追加でかかった料金を払うように言ってくるドライバーやメーターをつけずに事前にいくらと提示してくるドライバーもいます。英語での生活に慣れてきたらタクシーに乗ってみても良いと思います。