看護・高齢者ケアプログラム体験談・視察レポート
クズザンポーラ!(こちらの言語でこんにちは!)
前回のつぶやきから随分時間が経ってしまいましたが、私は変わらずブータンで元気に働いています。ブータンでの残りの任期もあと4ヶ月を切りました。前回の投稿以降、仕事も忙しくこなしつつ、ブータンでの様々な経験も積み重ねながら、思い出作りに励んでいます。最近は、同じ任地に居た日本人仲間が次々と帰国を迎え、現在任地に日本人独りぼっちになってしまい、少し寂しい日々を過ごしています。とは言え、自分自身も秋には帰国を控えているので、この場所を離れる寂しさと、日本帰国の興奮+不安を抱きつつ、残り時間悔いのないように活動したいなぁと思っているところです。
メルボルンでは10ヶ月間の留学生活をすごく長く感じていましたが、ブータンでは仕事をしているせいもあるのか、時間が経つのがすごく早いです。日本での生活とは違うストレスもあるのですが、やはり看護師として働けているというのは大きいかもしれません。
トラベルパートナーズのサイトを見て、私のこのつぶやきを読んでくださっている方々は、きっと海外留学に興味がある看護師さんだと思います。看護師としてのキャリアと、海外留学や英語、海外就職などに対する色々な思いや葛藤を抱えてらっしゃるかもしれないですね。私もそうだったので何となくわかります。
ブータン南部のプンツォリンと言われる場所で、インドとの国境がある町です。ゲートは国境です。熱い地域で、ワニ園があります。
海外で看護師として働くには、個人的にはやっぱり日本での看護師の経験も無いよりはあった方が絶対いいと思います。私の場合はオーストラリアで働く資格を得た訳ではなく、むしろ看護留学経験者としても挫折組に近いかもしれませんが…笑、オーストラリアで就職するにしろ、私のような青年海外協力隊に参加するにしろ、看護師としての経験は語学力をカバーしてくれるツールにもなるような気がします。ただ、若いうちに海外に出ておく事も個人的にはおすすめしたいです。というのは、私自身、小さい頃から海外に興味がありましたが、家族の反対や時間的、経済的問題もあり、若い頃には海外留学の経験は出来ませんでした。歳を取ってからだと記憶力も悪いし、苦労する事も多いのです(_;)まぁやる気と行動力があれば歳は関係ないとも言いますが。笑
看護師として海外で活躍するためには、やはりある程度の経験も必要になるかと思いますが、可能であるならば若い時に海外での経験もして世界を見ておく方が、その後の進路の選択肢もより広がるような気がします!看護師としてのキャリアを日本で積みながら、(そしてお金も貯めながら!笑)短期研修や短期留学で海外に行く事も可能だと思うので、ぜひ若いうちにチャレンジしてほしいなと思います。
実は、5年前にメルボルン短期研修で知り合った友人が、今年の4月から長期看護留学へと旅立ちました。彼女も看護師で、とてもパワフルでチャレンジ精神のある人です。5年前一緒に短期研修に参加し、その後日本での経験を積んで、今回長期留学へ参加しています。私の友人も私自身も、初めてのメルボルン上陸後5年経った今、それぞれの場所で夢だった事が実現出来ています。
ブータンの道路にはところどころこのような建造物があり、車でぐるりと回ったり、車を降りて歩いて回ったりして、お祈りをします。ここを通過する際、運転しながらお経を唱える人もいます。
ブータンでは、若いうちに結婚して子どもが2-3人いながら共働きしている人も多いのですが、小さい子どもを家族に預けて、トレーニングのために何ヶ月も海外に行ったり、大学院進学を考えて英語の試験を受けたり、奨学金を志願したりする人も結構います。日本人だったら結婚か仕事か、出産か自分のキャリアか、みたいな事を考えてしまいがちですが、男女関係なく仕事もプライベートも充実させているところに私は刺激を受けています。途上国ですが、こういう部分は日本よりも進んでいるような気さえします。(注:もちろんそのような人々がいる現状ばかりではなく、ダークな部分も沢山あるのでそれが全てだとは捉えないでいただきたいのですが。)
自分が今置かれている日本の現状に、疑問やもどかしさを感じたり、我慢が出来ない事があったりする事もあると思いますが、それでも今出来る事が何かきっとあるはずです!環境やタイミングなど色々な問題はあると思いますが、自分の思いと何かしらの地道な積み重ねがあれば、夢はいつかは実るものなのかもしれないなぁと今は思います。1度に色々な事が実現するのは難しいと思いますが、やりたい事があるなら、将来の事を見据えながら、焦らず、何でもいいので少しずつ何かを始めてみたり、知らない世界に足を踏み入れてみたりしたらいいと思います。
トラベルパートナーズさんでは、看護師向けの魅力的な研修を色々な国で取り扱ってあり、私以外にもたくさんの看護師さんが参加されて、オーストラリアで活躍されている方々もたくさんいらっしゃいます。夏から秋にかけては企画されている研修も多いので、夏休みなどを利用して、自分の興味のある国や研修を選んで参加されるといいかと思います。
つぶやき以上の長文になってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。
これを読んでくださっている看護師の皆さんが、1歩ずつ前進される事を願っています。
バターランプと言われるもので、これもお祈りをするための場所です。願い事をするためだったり、亡くなった人を弔うためだったり、目的は様々です。
今年もNURSES DAYのイベントがありました。
私の住んでいる家の敷地内の階段にある日は犬が、ある日は牛が繋がれていました、番犬ならぬ番牛…あまり役に立たなさそう。