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ごあいさつ
 はじめまして。今回こうして機会を得て間接的ではありますが皆様にお会いできることを嬉しく思います。どうぞ私の半年の経験を通じて感じたことをお伝えすることで皆様の将来の夢や素晴らしい留学をするうえで少しでもお手伝いになれたら光栄に思います。
この体験談を読まれる方の中には留学や海外生活自体が初めての方も大変に多いのではないかと思います。私個人の感覚からオーストラリアにおきましてはその文化や個人の価値観など日本では非常に相違点を感じることが多いと思います。特に、留学ということで現地の教育を受ける時にその柔軟性や個人の主張を尊重する姿勢にとまどうことが大きいと思います。日本での学校教育や看護学校での決められたプログラムでの一環した対応ではなくむしろ個人の努力やそのアピールで自分自身をプロデュースしていく姿勢で積極的に取り組んでいくことが一つ、大きなKeyになるのでは、とこうした体験の話を材料に貴方らしい看護留学を創っていただけると嬉しく思います。
1.ワーキングホリデーでの経験

ワーホリ時代にオーストラリアのデビルスマーブルと呼ばれるウルルより北に行ったところです

ワーホリ時代にバックパッカーのバスツアーでタスマニアのホバートへ
 私は5年前にここオーストラリアでワーキングホリデービザでの約一年の滞在経験がありました。当時、幸運にもナーシングホーム(老人ホーム)でのお仕事をさせていただく機会を得ましてその際に入所されています高齢者の方との関わりを通じて個人を尊重し、歳を重ねてもその方らしく生きている姿やそれを支えるご家族に接することができました。英語力の低かった私にはそこでのコミュニケーションの大切さを痛感する機会でもあり、同時に高齢者をとりまく医療システムに大変に興味を持つことになりました。三ヶ月、PCAと呼ばれる介護士としてのお仕事をさせていただき、その後、半年近くオーストラリアのラウンド旅行をしました。バスや列車、ツアーを通して大陸のもつ雄大さと文化の多様性やまだ100年あまりのこの国の成り立ちなどを知る機会になりました。こうした英語をツールとして仕事、旅行、生活からその国を知るという有意義な体験ができたと感じています。
2.留学のきっかけ
 帰国後は看護師に復職しましたがその後もワーホリで感じた英語の可能性やオーストラリア医療の特に地域、在宅医療への関心がありました。そして今回の留学プログラムへの参加を考え説明会に足を運ぶことになりました。とくにこの留学の特徴としてメルボルンの医療機関への訪問やそこに携わるスタッフとの直接対話ができ、実習のあっせんまで行っていただける点で大変、魅力的でした。しかし私の留学期間が限られていたことや英語力がかなり低かったためこの留学に際して留学コーディネーターの方と目標スコアを決めて、日本でできるだけIELTS試験を受けたりしながら準備をすすめてきました。
3.メルボルンでの生活
 街の中心に位置するフリンダースストリート駅目の前のMLC(メルボルンランゲージセンター)に通いながら最初、一ヶ月はホームステイをして過ごしました。交通機関は最近のメルボルンの人口増加に伴い、かなり通勤は時間がかかりました。正直、オーストラリアでもこうした都会(City)に滞在経験がなかった自分としては日本の都市部を彷彿とさせ驚きました。違うとすれば移民が多く、アジア系、アラブ系の方が多く見られます。日常的な生活や文化を知るスタートとしてホームステイは有意義だと思います。彼らの娯楽はもちろん、医療面などの利用者としての側面でも非常に興味深い発見があることもあります。私はホームステイのママにジャズコンサートに連れて行ってもらえました。同時に家族の一員としてのルールやお互いを尊重したお付き合いをする必要はあり、自分の意思をしっかり伝えて生活をしていくことをお勧めします。特に水の使用に関してはしっかりと意思疎通をしていくほうがいいと思います。

シドニーのバス停で
私自身は以前、経験があったこともありシェアハウスに移動して生活しました。正直、ホームステイでの英語環境と食事付きの生活は捨てがたいのですが自身の限られた留学予算のためこうした選択となりました。シェアハウスは一つの家のキッチンやバスルームなどを共有しながら住むケースが多いかと思います。多国籍だったり、家族やカップルと一緒に住むこともあります。食事などは基本的にそれぞれの生活でとり、いわば住居部分の共有をします。一部屋を何人かで共有することもあるかもしれません。私の場合は食費を節約しながら住居費用(レント代)も抑えることができたためホームステイより格安でした。しかし場所によってはホームステイ以上に生活費がかかったり、住んでいる方とうまくいかないケースもあったと聞いています。清潔観念や生活様式、さらに育った環境や言語の違う人間が集まって暮らすわけですからその点を考えて住むことが大切だと思います。日本人コミュニティーのサイトやメルボルンローカルのサイトなどインターネットでも探せますし、学校の友人などの口コミなどでも探すことができます。
生活を楽しむことは様々できますのでぜひ色々なことに挑戦してみてください。
4.学校生活

EAPクラスの写真
(1) アカデミックイングリッシュから学んだこと
実際にコースが始まり、まずは目標だったEAP(English Academic Purpose)のクラスに入ることができました。入学時に実際は目標スコアに届いていなかった自分でしたが先生にかけあって入ることができました(苦笑)
そのためクラスでは日本の予備校のような熱血教師の指導のもと学生生活が始まりました。このコースの特徴は主に大学やTAFEなどの専門学校での授業についていけるような聞く(講義、討論)読む(文献検索、論文読解)書く(統計の分析、小論文や考察)話す(プレゼン)をいわゆるIELTS試験にのっとって学んでいきます。日常ではなじみの無い単語や言い回しにはとまどうことも多いかと思いますが様々なレクチャーを受ける際、そして第一線で働くスタッフと交流した際にこうした経験は大きな力になります。なぜなら英語の情報を分析したり、自分の言葉で相手に考えを伝えるということが非常に大切だと思えたからです。また選択クラスでは医療ボキャブラリーを学ぶことができました。主に、医療用語ではなくいわゆる一般の人が使う病気や体の部位の呼び方などを中心にでき、その伝統や土地がら的な側面からのアプローチは貴重な機会でした。途中の評価テストや毎週行われた実力テストに一喜一憂の学生生活は社会人になってからはずいぶん感じたことの無い貴重な時間でした。それでも様々な国から来た世代や立場も異なるクラスメート達との出会いは大切な宝物です。私は半年の滞在のうち約半分の13週をここで過ごし、最終的にIELTSを受験して次のOET(Occupational English Test Preparation Course)へ進むことができました。
(2) 医療英語を学びながら
OET対策と呼ばれるこのコースはまさに試験をどのようなテクニックで解いていくべきかというのが中心になります。ボキャブラリーなどは自己学習で行っていくため学校以外の時間も自己復習が必須でした。基本的には試験と同じような形式の問題や状況を毎日繰り返しながら各自でそのスキルを磨いていきます。例えばReadingでは一つのテーマに沿ったいくつもの論文から要点を見つけたり、その内容を明確に理解することが求められます。Listeningはさまざまなレクチャーを聴き、ポイントを導くことや実際の患者さまとのコンサルテーションのやりとりを書き留めていきます。試験ではありますが個人的にはこれらは新しい知識をしる機会となり意欲を持って取り組むことができました。Writingでは紹介状やサマリーとなるお手紙を書きます。同じ医療者やときには家族に経過だけでなくその人にあった情報を考えて文法正しく書くことが求められます。そしてSpeakingでは実際に看護師として患者さまとのロールプレイをします。
講師は医療従事者ではありませんでした。それはこのテストの指導では医療技術やその特殊性を直接には問わないからです。しかしテスト対策に使われているこれらのマテリアルは看護師としての自身の経験とそしてオーストラリアが持つ、患者さま自身を尊重して行う対応を学ぶことになりました。つまり医療知識をただ試すものではなくオーストラリアに住む人々が海外からくる医療者にどんなことを望んでいるのかというのがOETに与えられた一つのテーマだと感じました。患者さまを尊重してその気持ちに寄り添っていくこと、そして安全で安心した医療を提供してもらえることが望まれていると強く感じました。実習参加前の実力試しに一度、受験しました。非常に沢山の海外医療者が受験しており、2010年の10月の時点ではインドと中国の方が多かったと感じました。
歴史的にも移民によって形成されてきたオーストラリアの特徴として現状に合わせて非常に柔軟にシステムや制度を変更していく傾向があります。滞在中にも看護師認定に関わる制度改正が行われました。こうした予期せぬ変更は私たちのような留学生にはとても困難です。しかし現地との関係を築いていき、自分から情報を収集することはもちろん、その実力をできるだけ周囲にアピールしながら積極的な活動をしていくことで打開策は見つけられると思います。
(3) オーストラリア医療に触れる機会
通常の英語クラスと平行して週に一回ずつ、医療レクチャーや訪問を受けることができました。まさにこれが今研修での目的だったので大変に有意義でした。私のコースの参加者はほとんどが看護師でしたが各人の経験領域、年数やその関心はざまざまでこうして集まったことも非常に貴重な出会いだったと感じます。通訳の方も日本での看護師経験やこちらオーストラリア事情にも精通しており、毎回のセッションでお会いする医療機関の関係者も非常にオープンでしたのでそんなグループダイナミックスが様々な意見交換を行う機会にもなってました。看護という共通した者同士のふれあいからここメルボルンで活躍されるみなさんがいきいきとそしてプロフェッショナルとしての誇りを持っていることは大変な励みになりました。

病院の医療器具の写真です
日本での現状と比較しながら同じ公的医療保険のこの国の取り組みは今後、日本でも活用できる部分が非常に大きいと思いました。そして海外から見てみることで日本の看護や決め細やかな患者さまへの対応は世界でもトップクラスであり、その良さに気づくことにもなりました。
最後に念願だった医療機関での実習をすることができました。主に、日本での自身の懸案事項だった患者さまのQOLと家族支援の面で“緩和ケア”と“リハビリ”の領域で実習をさせていただきました。スタッフ一人一人の専門性とチームワークが発揮された疾病を持ってなお、輝いて生きる包括的な地域と病院の連携にはとても感銘を受けました。私の目指す理想のひとつがここオーストラリアのメルボルンにありました。実習に際して調整を行っていただいたMLCのみなさん、そして各医療機関のみなさん、患者さまに深く感謝いたします。実習をするにあたって自身の思いを英文に直す作業は非常に大変でした。先生たちなどにお力をもらいながら一ヶ月くらいかけて文章作成をしたのを覚えています。
5.留学を通して

タスマニアの旅行のものです
 例え、決められたクラスやコースはあっても常に選んで自分自身で作り上げていくことが求められると思いました。そう、学校も大切ですがオーストラリア、メルボルンで行われている様々な地域のセッションや交流、ボランティアに参加することをおすすめします。現地でしか会えない人々や地域性を肌で感じて自分の専門性をさらに伸ばしていくこともここでしかできない体験だと思います。私個人としては実際にボランティアを通してメルボルンに滞在されている邦人の方の医療に興味を持ちました。そのつながりから移民局や関係機関で働かれている方とセッションができ、その現実などを学ぶ機会を得ました。私の英語は正直、十分ではありません。しかしそれでも、自分の考えを伝えたい、もっと知りたいという気持ちをこの国のスタッフ、人々は拒否しません。むしろ私たちが日本で学んだことを教えてほしいという姿勢を持ってくれます。
英語というコミュニケーションツールを使って様々な体験、学びを貪欲にしてみてはどうでしょうか。私はこの半年という短い滞在でしたが実は休みを見つけてはワーホリ時代を懐かしみシドニー、タスマニア、もちろんメルボルンの観光もちゃっかりしていました。
バックパッカーツアーを使っての陽気でいい加減な(笑)オージーガイドと多国籍な仲間たちと味わったことのない冒険に出てもいいかもしれません。もちろん学生ビザの方は出席率を落とさないように気をつけて、、お願いします(汗っ)
おわりに
 つたない文章でしたが読んでいただきまして、ありがとうございました。以上が私の2010年前期にあたる経験になります。私自身、五年ぶりに行ったオーストラリアは物価も高騰、さらにアジア系移民の大量流入、、、そしてジュリーギラード首相率いる労働党の政治、、留学生活をとりまく環境は大きく変動していました。読んでいただいている現時点でもオーストラリア情勢は刻々と変わっているかと思います。みなさまにはこうした流動していくオーストラリアにただ翻弄されずに、どうかそのプロセスまでも楽しんで、どうか貴方が主体の滞在となり充実した経験を送れますように。そして皆様のご活躍が価値ある出会いとすばらしいものになりますように祈っております。
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